膝の上に三毛猫

土曜の午前中、近隣の町内会の方がみえまして…

「おたくの隣の神社を、取り壊すことになりました」

とのお知らせでした。

ええええ？？？？　　取り壊す？　　しかも、月曜から？？？？



お話によると、土地の所有者から、土地を返すように依頼があったとのこと。
お社や鳥居はもちろん壊し、立ち木も伐採することになるであろう…と。
突然のお知らせに、驚くばかりでした。

今年で築40数年の借家に引っ越して来て、そろそろ15年くらいかなぁ。
引っ越して来た時には、もう十分にボロい家（大家さんゴメンナサイ）でしたけど、
塀も囲いもなしに隣接する小さな小さな神社もコミみたいな環境が気に入って
おりました。

私たちが住むようになる前に、神社のご神体は近所の大きな神社に移されてい
て、お祭りの時の子ども神輿がしまってあるだけではありましたが…。




それでも熱心にお参りする方もいましたし、毎年12月には長くて高い幟が立て
られていました。大晦日の夜更けから新年が明けるまで、御挨拶にいらした町
内会の方々が火を焚いてお参りするのも毎年続いていましたし。
（我が家が属するのは隣の町内会なので、いつも見てるだけでして（汗））


ただここ最近、松が次々と虫にやられて切られたり、一昨年の台風で杉が一本
根こそぎ倒れたりしてたから、緑も少なくなっていました。

お社もかなり、老朽化していたからねぇ。






でも、でも、まさかウチより先に、神社がなくなるとは思わなかったなぁ…

巣を作っていた鳥達や、まだ土の中にいる蝉達…　
彼らのことを考えてもまた、落ち着かない気持ちになります。



昨日はD様がお休みでしたので、一家で神社の前で写真を撮りました。
名残惜しいのはもちろんですが、感謝の気持ちで見送りたいと思います。